エルメス財団編『Savoir&Faire 金属』編集協力

エルメス財団によるプロジェクト、スキルアカデミー。毎回ひとつの素材に注目し、人文、科学、デザイン、建築と言った様々な分野からの知見をまとめた書籍です。そのシリーズ三作目となる最新号『金属』が2025年10月に発売になりました。2023年に刊行した『土』に引き続き、今回も編集協力として携わる機会をいただき、金属にまつわる現場に沿ったルポタージュと対談記事を寄稿しました。

エルメス財団編「Savoir&Faire 金属』
2025年10月24日刊行
A5判変型判 上製 函入り 446頁
定価=本体2,900円+税
ISBN 978-4-00-061724-6 Cコード 0070

◾️「神話がつなぐ風景とたたら製鉄」奥出雲たたら製鉄
鉄分の豊富な中国山地の砂鉄を素材に、地域の人々が一丸となって行ってきた「たたら製鉄」は鉄の生産と同時に、切り崩した地形を活用して人々を養う水田に変え、木々の成長を見ながら燃料を調達するなど自然環境に即したものづくりの歴史を伝えています。美しい棚田の風景を保ちながら、今なお日本刀の生産に欠かせない鋼(はがね)の生産を行う奥出雲町を取材しました。

◾️「金属の謎を追ってー彫金と鋳金を継承する二人の教育者に聞く」前田宏智氏(東京藝術大学)、上田剛氏(金沢美術工芸大学)対談構成・インタビュー
彫金と鋳金という金工に欠かすことができない二つの技術を美術教育という枠組みで次世代につなぐ二人の作家に、技術の継承と教鞭を取ることについてお伺いしました。