‘Directed Games’ Screening at GAKU – Shibuya

渋谷パルコ9階にある10代のための学びの集積地GAKUにてジョナタス・デ・アンドラーデの「Directed Games」を上映しました。

2021年に発刊したMateria Prima2で特集したこの作品との出会いは、私の2019年のブラジルへの旅がきっかけです。この旅に求めたのは、ブラジルの風土特有のセルフラーニングのエッセンスを知ること。そしてブラジルの教育学者、パウロ・フレイレの実像に迫りたいという思いに突き動かされたものでした。北東部のレシフェはフレイレの故郷でもあり、ジョナタスの拠点でもあります。この旅で出会った人、見たものはブラジルの人々がいかに生き延びるために自ら創造し、学び、文化を作り上げてきたかを裏付けるものでした。さらに様々な偶然が重なり、完成したばかりの「Directed Games」のプレミア上映に立ち会ったことから、この作品との関係ができました。そんなブラジルの風土に触れてから作品を鑑賞できるように上映会はこの旅の話から始まります。

上映終了後、興奮冷めやらぬ会場にZoomで作家のジョナタスが参加。日本夜6時、ブラジル朝6時という12時間の時差を超えて、それぞれが作品から導き出されたさまざまな思いを作家に伝えました。なかには2021年のオンライン上映会でこの作品を鑑賞し、再びフルスクリーンで見ようと今回の上映会に参加したという人も。ジョナタスは撮影現場の様子や制作に至った経緯を通じて、作品の舞台となったブラジル北東部のヴァジア・ケイマーダの村の人々から学んだ多くのことを伝えてくれました。そうすることで、まるで日本にいる観客が遠くヴァジア・ケイマーダの人々とコミュニケーションを取っているような臨場感に包まれました。

ジョナタス・デ・アンドラーデと行っている「Directed Games」を起点とした対話。ジョナタスが最も大切にしたことは、制作するときも見るときもリラックスして誰もが自分らしさを発揮できる環境を作ることだといいます。この作品を通じて、さまざまな土地に住む人々が与えられた環境のなかで生きるために培ってきた「創造する力」に耳と目を傾けることを続けていきたいと思います。

*「Directed Games」は2020年に日本橋浜町ラボで開催されているHamacho Liberal Artsでも上映しました。その後のジョナタスとのディスカッションも合わせてご覧ください。

Directed Games featured in Materia Prima 2 was shown at GAKU, the space for learning for teenagers based in Shibuya Parco. Starting from the talk session by Nagai about her travel to Brasil in 2019 in search for the culture of self-learning, the event was taken place with the presence of the author, Jonathas de Andrade from Brasil by zoom. After the projection utterly impressed by the depth and intensity of the work, attendee has asked questions to him directly. Intimate meeting with people who are interested in living together in the midst of diversity.

写真提供:GAKU