古今東西のArts & Craftsのもの、こと、人についての話題を集めた雑誌Subsequenceの4号が発売になりました。この号にいくつか寄稿させていただいています。
- 「Three Small Talks ―三つの雑談―」でアメリカ人作家のピコ・アイヤーさんと対談、ならぬ雑談をしています。ピコさんは35年以上、奈良を拠点に世界中を行き来しながら執筆活動を行っています。コロナ禍で旅ならぬ、移動を制限されたなかでも自然と話題は文化を行き来することにつながっていきました。
- 「40年越しのマリア」藤沢の修道院の傍らのアトリエで40年以上にわたりたった一人で全長9メートルにもおよぶマリア像を制作する木彫家の親松英治さんについて取材をしました。親松さんは40歳のときに「一生をかけて取り組めるものを」との思いで、聖母マリア像を制作しはじめます。設置先の目処なく作り始めた作品でしたが86歳になった今、完成を目前にして長崎県南島原市にてマリア観音像として設置しようという動きが起きています。
その他、スロバキアの忘れ去られようとしているモダン建築を現地のアーティストと共同してリソグラフのポスターにしているグループ Black Holeについて、真鶴半島の遠藤貝類博物館で取り扱っている明治から昭和にかけて貝類の研究に捧げた研究者の美しい「貝類図絵」について、小さい記事を書いています。
I wrote a few article for magazine Subsequence 4, that gathers and things/events/people of East to West and now and then.
- About sculptor, Eiji Oyamatsu, who makes the Virgin Mary of 9 metres all by himself for 40 years. People who was inspired by his work are gathering groups to install this work to Minami Shimabara, Nagasaki as a memorial to those who have died during the Shimabara rebellion in 17th century.
- Dialogue with Pico Iyer, American writer based in Nara and travels extensively around the world.
- Beautiful catalogue of shell drawings published by Endo Shell Museum in Manazuru, Kanagara prefecture.
- About group ’Black Hole’ who sheds the light on the forgotten modern architecture by making the riso poster by various local artists.